[原子力産業新聞] 2007年8月9日 第2391号 <4面>

新潟県が観光キャンペーン

7月に発生した新潟県中越沖地震の影響で、被害の大きかった柏崎市、刈羽村だけでなく新潟県全体でも、風評被害による夏の観光需要が低迷している状況の中で、新潟県では観光キャンペーンを張り、来県を促している。

実際の地震被害が大きかった柏崎市でも、ガスの復旧が遅れているものの一部の宿泊施設などを除いて通常の営業を行っている。「日本の渚百選」にも選ばれた鯨波・青海川海岸、環境省選定の「快水浴場百選」に選ばれた番神・西番神海水浴場などの海水浴場があり、新潟県では海水浴場の放射能分析を行った結果、「人工放射性物質は検出されなかった」としている。

ただ、8月25日、26日開催予定だった柏崎マリンスポーツフェスタ・ジェットスポーツ全日本選手権シリーズ柏崎大会や、9月26日の「南こうせつコンサートツアー2007〜友の唄が聴こえる」は中止になった。


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