[原子力産業新聞] 2007年8月23日 第2392号 <3面>

ルーマニア 完成に向け最終入札へ

ルーマニアの経済・財務省(今年4月発足)はこのほど、チェルナボーダ3、4号機(CANDU、各70万6,000kW)の完成に向けた共同出資者の最終入札を募集することを発表した。

募集期限は10月25日で、国営原子力発電会社であるニュークリア・エレクトリカ社(SNN)と出資者からなる共同事業体を、来年3月に発足させる予定だ。

共同出資についてはすでに15社からの関心表明書(LOI)が提出されており、ルーマニア経済省(当時)は昨年6月、出資資格者として伊電力公社、独RWE社、独Eon社、韓国水力原子力発電会社、伊アンサルド社、カナダ原子力発電公社(AECL)など13社を選出していた。

ルーマニアではチェルナボーダ1号機(CANDU、70万6,000kW)が運転中。AECLが中心となって建設中の2号機(同)は、今年5月に初臨界を達成し、今年9月の運開を予定している。


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