[原子力産業新聞] 2007年8月30日 第2393号 <2面> |
外務省 事業別自己評価を発表外務省はこのほど、06年度の事業別自己評価書を発表した。 基本目標は、@地域別外交A分野別外交B広報・文化交流・報道対策C領事政策D外交実施体制の強化E政府開発援助――の6項目で、各事業を、@拡充強化Aいまのまま継続B内容の見直しC縮小D中止・廃止――の5段階で評価、「理由と今後の方針」を示した。 「原子力の平和利用のための国際協力の推進」では、「多数国間の法的・制度的な枠組策定に向けた取組・協力の推進」、「二国間原子力協定締結に向けた取組、協定に基づく協力の推進および二国間原子力協議の実施」が『拡充強化』、「放射性物質輸送の安全で円滑な実施のための外交的対応」、「原子力科学技術に関する研究、開発および訓練のための地域協力協定」が『いまのまま継続』。 「科学技術に関する国際協力の推進」の中では、「ITER計画および二極間プロジェクト等のメガサイエンス・プロジェクトの実施に向けた国際協力の推進」、「国際科学技術センター(ISTC)の活用を通じた科学技術協力の推進」などが、『いまのまま継続』。 「大量破壊兵器およびその運搬手段の軍縮・不拡散」では、「核拡散防止条約(NPT)、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准国増加のための働きかけや、核実験モラトリアム継続のための働きかけ」、「旧ソ連諸国に対する非核化協力(ロシア退役原潜解体事業「希望の星」等)の実施」、「CTBT国内運用体制整備・強化」、「国際原子力機関(IAEA)の保障措置の強化と適切な実施」、「原子力供給国グループ(NSG)への事務局機能の提供」などはいずれもみな、『いまのまま継続』としている。 |