[原子力産業新聞] 2007年9月13日 第2395号 <1面>

再処理工場竣工、2月に延期 兒島原燃社長 MOX工場着工も延びる

日本原燃の兒島伊佐美社長は7日の青森市内で行なった定例記者懇談会で、@再処理工場の竣工時期を従来の今年11月から来年2月に延期するAMOX燃料工場の着工時期も従来の今年10月から延期が見込まれる――などを明らかにした。

同日、再処理工場の工事計画変更届を経済産業省に提出、地元自治体に報告した。

アクティブ試験の第4ステップは先月末に開始したが、従来計画に対しては4か月の遅れ。竣工予定を3か月遅れとする点に関し、使用済み燃料のせん断性能が予想より高く、第4・第5ステップで1か月の期間短縮が見込めるとした。

MOX燃料工場の着工延期は安全審査の状況を踏まえたもので、今後の着工見通しは同審査の状況を見極めた上で公表するとした。


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