[原子力産業新聞] 2007年10月4日 第2398号 <2面>

東電 柏崎刈羽1号機の炉内点検 主要機器に損傷なし

東京電力は1日、柏崎刈羽原子力発電所1号機の炉内点検(フェーズ2)の結果を発表した。主要機器に異常はなかったが、機器仮置きプール内に置いていた、気水分離器の仮置き用脚部とガイドピンに変形を確認した。これらは気水分離器の補助的部品で、機能や構造に影響はない。

フェーズ2は先月14日から1日まで実施した。点検範囲は、@原子炉上部の圧力容器フランジ・ガイドロッド・給水スパージャなどA原子炉中間部の炉心支持板・燃料支持金具・ジェットポンプ、低圧炉心注入配管などB定期検査のため仮置きプール内に置いていた蒸気乾燥器、気水分離器――。

上部、中間部、蒸気乾燥器とも損傷・変形・脱落などの異常はなかったが、気水分離器の仮置き用脚部全て(4本)とガイドピン全て(2本)が変形していた。


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