[原子力産業新聞] 2007年10月18日 第2400号 <1面>

ITER協定が24日に発効 来月初の理事会

日本、欧州、米国、ロシア、中国、韓国、インドによるITER機構設立に関する協定と同機構の特権・免除協定が今月24日に発効する。

両協定は全ての参加極が批准書または受諾書を国際原子力機関(IAEA)に寄託後30日で発効。日本は今年5月29日に寄託済みだが、参加極の中で最後となった中国が先月24日に受諾書を寄託し、今月24日が発効日となった。

協定発効により日本の池田要氏を初代機構長とするITER機構が正式に発足し、ITER建設に向けた本格的な活動を開始。来月27日と28日にはフランス・カダラッシュで第1回ITER理事会の開催も予定している。

我が国では、24日付けで文部科学大臣が日本原子力機構を同協定に基づき活動する国内機関に指定する。


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