[原子力産業新聞] 2007年11月8日 第2403号 <2面>

EU CO回収法制化へ 石炭火力 新設・既設も対象

日経BP社主催の「環境・エネルギー課題解決のための賢人会議」が6日、東京・白金のホテルで開かれ、約1,000人が聴講した。

甘利経産相も講演し、国際的に現在、CO削減義務のある先進国などは3割の国々のみで、これらの国の排出量は2050年には世界の2割に下がる見込みで、もっと多くの国が参加しなければ、地球レベルの解決策にはならない、と強調した。

EUの気候変動政策の現状について講演したC.エーゲンホッファ欧州政策研究所上席研究員は、特に発電関係について、「20年以降、新たに建設される石炭火力発電所、および現存の発電所もCOの回収・貯留に対応しなければならない」と述べ、この政策が09年か10年には法制化される予定だ、とした。


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