[原子力産業新聞] 2007年11月29日 第2406号 <1面>

関電 森社長が会見で プル準備再開を検討へ

関西電力の森詳介社長は26日の定例会見で、高浜発電所3・4号機のプルサーマル計画について、準備作業を開始できるかどうか検討したい、との意向を明らかにした。

同計画は、MOX燃料の品質保証問題や美浜3号機の事故などで棚上げ状態となっていたが、来月開催の福井県議会原子力特別委員会が計画について取り上げる予定。これにより関西電力のプルサーマル計画が再び動き出すことになる。

福井県の西川一誠知事は今年4月、同計画に関し、県の計画了解の手続きはそのまま存在しており、関西電力に様々なことがあり、自ら中断していること、との認識を示している。


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