[原子力産業新聞] 2007年12月20日 第2409号 <1面>

原子力機構と東芝 高温ガス炉と水素製造で協力協定

日本原子力研究開発機構と東芝は17日、高温ガス炉と水素製造法の開発に関する研究協力協定を締結した。

研究協力の内容は、高温ガス炉技術の現状と今後必要な技術開発の整理と評価、および商用高温ガス炉のフィージビリティスタディ。この連携により、高温ガス炉の商品価値を高め、商用化への道筋をつける計画。

原子力機構は高温工学試験研究炉(HTTR)で原子炉出口ヘリウム温度950℃を達成、熱化学法ISプロセスでは、実験装置により毎時30リットル規模の水素を1週間連続製造。東芝はHTTRの中間熱交換器を納入、水素製造システムの概念設計も実施。


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