[原子力産業新聞] 2007年12月20日 第2409号 <3面>

仏アレバ社が設計認証申請 米国向けEPR建設を視野

仏アレバ社は11日、米国向けに開発した出力160万kW級EPR(USEPR)の設計認証(DC)を、米原子力規制委員会(NRC)へ申請した。同社は2015年までに米国でUSEPRの初号機を運開させると、意気込んでいる。

同社のEPRはこれまでフランス、フィンランドで設計認証を得ており、英国でも事前審査段階にある。今回の米国での申請は、EPRとして通算4国目となる。5国目は中国になる予定だ。

アレバ社は、仏電力公社と米コンステレーション・エナジー社との合弁会社ユニスター・ニュークリア・エナジー(UNE)に、供給者として参加している。

UNEはUSEPRを建設炉型とし、カルバートクリフス3号機(メリーランド州)の建設に向けた建設・運転一体認可(COL)申請作業を進めている。すでに今年7月にCOL申請書を分割し、環境影響評価書をNRCへ提出。来年3月までに、COL申請書の残りの部分、安全解析書等をNRCへ提出する予定だ。


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