[原子力産業新聞] 2008年1月7日 第2410号 <1面>

安全委 耐震安全性で特別委 調査審議体制を強化

原子力安全委員会は12月20日、耐震安全性に関する調査審議体制を強化するため、新たに「耐震安全性評価特別委員会」の設置を決定した。

安全委員会は7月、耐震設計審査指針改訂に伴うバックチェックの評価などを目的として、「耐震安全性に関する調査プロジェクトチーム」を設置し審議を開始していたが、中越沖地震発生を受け、同チームは東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の被災状況に関する検討にシフトしてきた。今回設置した「耐震安全性評価特別委員会」は同チームの機能を引き継ぎ、体制の強化を図るもの。

柏崎刈羽の地震の影響の詳細確認をはじめ、既設原子力施設の耐震安全性、「原子力発電所の地質、地盤に関する安全審査の手引き」の改訂に向けた検討などを行う。

なお特別委の設置に伴い同チームは廃止した。


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