[原子力産業新聞] 2008年2月7日 第2415号 <2面> |
三菱重工 中国向けタービン2基受注 海陽AP1000用三菱重工業は1月31日、中国の山東核電有限公司から山東省海陽に新設される海陽原子力発電所1・2号機(WH製AP1000)向けに、120万kW級タービン発電機パッケージ2基を受注したと発表した。 このパッケージは、火力発電設備の中国三大製造グループの1つのハルビン動力設備有限公司と共同応札したもので、同日、北京の釣魚台国賓館で契約に調印した。 海陽原子力発電所は、2014年から15年に運転開始の予定。同発電所の建設・運営主体である山東核電有限公司は、中国電力投資集団公司(CPI)が株式の61%を所有する。 受注した原子力タービンは最新鋭の54インチ級翼を採用した大型の高性能・高効率機種で、パッケージには復水器など周辺機器も含む。発電機は三菱電機が供給、取扱商社は三菱商事。ハルビン動力設備有限公司はタービン車室や配管類などを供給する。 三菱重工の中国向け原子力タービン発電機パッケージの受注は、昨年9月の三門原子力発電所向け2基に続くもの。 |