各業界から成果報告　ＳＰｒｉｎｇ―８ 供用１０周年記念

大型放射光施設「ＳＰｒｉｎｇ―８」の供用開始１０周年記念講演会が先月、都内で開催、主に産業界での研究成果・活用事例が披露された（＝写真）。

「ＳＰｒｉｎｇ―８」は９７年１０月、世界最高輝度の放射光施設として、供用を開始、基礎研究分野だけでなく、産業界からもこれまで１８０社、のべ２，３００人もの利用があり、その利用分野もエレクトロニクス、創薬を始め、素材、環境、ヘルスケア、建築資材など、多岐にわたっている。

このほど、同施設の供用開始１０周年を記念して、自動車、鉄鋼、ゴム、製薬等、各業界から、利用成果が発表され、今後のさらなる戦略的活用への理解を深め合った。