[原子力産業新聞] 2008年3月6日 第2419号 <1面>

浜岡プルで静岡県知事が受入れ表明 三田社長に伝える

静岡県の石川嘉延知事は2月29日、県庁で中部電力の三田敏雄社長と面会、浜岡4号機のプルサーマル計画を受入れることを伝えた。

知事は、計画に異存はないと述べ、三田社長は、「安心してプルサーマルを受入れて頂けるよう、引続き浜岡原子力発電所の安全・安定運転に取組む」とした。

県は受入れに際し、(1)一層の安全・安心のため、理解活動や情報公開の推進(2)現在審査中の浜岡3・4号機のバックチェックの県民への説明(3)中越沖地震の調査・対策委員会の調査結果に対する県民への説明(4)水平地震動に対するスクラム設定値の150ガルから120ガルへの変更(5)常設の県民相談窓口の設置――を要請した。

また静岡県の小林佐登志・防災局長は3日、エネ庁などを訪ね、国の指導とともに、使用済みMOX燃料や高レベル放射性廃棄物の処理処分の早期対処を要請した。


Copyright (C) 2008 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.