[原子力産業新聞] 2008年3月13日 第2420号 <3面>

3・4号の共同 出資者決まる ルーマニア

ルーマニアの国営原子力発電会社であるニュークリア・エレクトリカ社(SNN)は5日、チェルナボーダ3、4号機(CANDU、出力各70万6,000kW)の完成に向けた共同出資者を発表した。

共同出資者および出資比率は以下の通り。SNN=20%、伊電力公社=15%、エレクトラベル社(ベルギー)=15%、独RWE社=15%、チェコ電力=15%、イベルドローラ社(スペイン)=10%、アルセロール・ミッタル=10%。世界最大の鉄鋼メーカーであるアルセロール・ミッタル社以外はいずれも、欧州有数の電力会社が名を連ねた。

上記7社は共同事業体を結成し、両機の資産および運転認可を保持。同時に、両機の建設および運転にも責任を持つ。

7社は両機を、それぞれ2014年、2015年にも運開させる計画だ。出資総額は22億ユーロと見積もられている。


Copyright (C) 2008 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.