[原子力産業新聞] 2008年3月20日 第2421号 <1面>

北陸電力 バックチェック中間報告も提出

北陸電力は14日、新耐震指針に照らしても耐震安全性を確保している、とする志賀原子力発電所のバックチェック中間報告を原子力安全・保安院に提出した。

バックチェックでは各活断層を保守的に評価するとともに、最も大きな影響を及ぼす検討用地震の選定で、東部および西部の笹波沖断層帯の連動を考慮。従来の基準地震動S2の水平動の最大加速度は490ガルだったが、新しいSsでは同じく600ガルとし、このSsで耐震Sクラスの主要設備の耐震性を解析、安全性確保を確認した。

同社は、バックチェック報告と2号機の運転再開は直接関係しないが、同報告により運転再開に向け立地地域の一層の安心が得られる、としている。最終報告は2号機が今年10月、1号機が来年6月の予定。


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