[原子力産業新聞] 2008年3月20日 第2421号 <2面>

ASME理事 唐澤俊樹・東電部長が死去

東京電力原子力設備管理部部長(規格基準担当)の唐澤俊樹氏が13日、死去した。58歳。

お通夜は16日、告別式は17日、横浜市・緑区の十日市場奉斎殿で執り行われた。喪主は妻の千治さん。

唐澤氏は米国機械学会(ASME、本部・ニューヨーク)最高位理事会の理事に07年6月、日本人として初めて就任したばかり。日本の原子力技術や資本が世界展開されようとしているいま、日本は世界的な主要基準の作成に影響力を持つ国際的人材を失った。

2月に柏崎市で開いた「原子力発電所の耐震安全性・信頼性に関する国際シンポジウム」では、原産協会など主催3機関に協力してASMEの専門家招聘や技術アドバイザーとして尽力した。


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