[原子力産業新聞] 2008年3月27日 第2422号 <1面>

東芝、露AEP社と協議 原子力で協力関係樹立へ

東芝はこのほど、ロシアのアトムエネルゴプロム(AEP)社と原子力分野の協力関係樹立に向け、協議を開始することに基本合意した。

現在交渉中の日ロ原子力協力協定の将来の成立を念頭に、協議を開始する。協議事項は、(1)ロシアの新規原子力発電所建設エンジニアリング(2)大型機器製造と保守(3)フロントエンドビジネス――などで、戦略的で相互補完的なパートナーシップ構築を目指し様々な角度から検討するという。合意は日本、米国を含む世界の原子燃料サイクルの安定化に貢献し、GNEP計画の趣旨にも沿うとしている。

AEP社はロシアの原子力事業の民営化で、昨年7月に発足した民生用原子力関連企業を統括する政府全額出資会社。資本金は34億ルーブル(約140億円)、昨年の売上高83億米ドル(約8,300億円)、従業員数17万6,000人。


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