[原子力産業新聞] 2008年3月27日 第2422号 <4面> |
国際工学研開設へ 福井大学 県エネ拠点化の一環福井県が進めている「エネルギー研究開発拠点化計画」の1つとして、福井大学を中核に広域の大学連携拠点の構築を目指す「広域連携大学拠点検討委員会」(委員長=福田優・福井大学長)は15日に初会合を開き、来年4月にも「福井大付属国際原子力工学研究所(仮称)」を開設することで合意した。 同委員会には福井大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学などの関西・中京圏の大学とともに日本原子力研究開発機構、オブザーバーとして関西電力も参画している。 同研究所は当初、福井大学の文京キャンパス(福井市)に開設するが、将来は敦賀市に移転する計画で、敦賀市は必要な用地の確保に協力する。「もんじゅ」、「原子炉廃止措置研究開発センター」(旧ふげん発電所)などの研究施設と人材を活用、原子力機構や関西電力と連携し実践的な教育や研究に重点を置きつつ、世界トップレベルの研究を目指す。 |