[原子力産業新聞] 2008年4月3日 第2423号 <3面>

導入計画にロシアも参画 エジプト

エジプトのH.ムバラク大統領のロシア訪問に合わせ、H.ユーネス・エジプト電力・エネルギー相とS.キリエンコ・ロシア原子力庁長官は3月25日、懸案となっていた原子力協力協定を締結。これによりエジプトが計画する原子力発電導入計画に、ロシアも参画することができる。

ムバラク大統領は昨年10月、原子力発電開発プログラムに着手することを正式に発表。エネルギー源を多様化させることにより、石油やガス資源を将来世代に遺すと明言。諸外国の協力や国際原子力機関(IAEA)の支援を仰ぎながら、核不拡散の観点から透明性を持った枠組みの中で、初号機を運開させる意向を明らかにしている。建設する基数や炉型、着工時期などの詳細は、不明だ。


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