[原子力産業新聞] 2008年4月10日 第2424号 <2面>

鳥井東工大教授が退任講義

鳥井弘之・東京工業大学原子炉工学研究所教授(=写真)が3月末で退任した。19日には、東京・大岡山キャンパスで最終講義が行われ、会場一杯に詰めかけた100名近くの教職員・学生らに対し、6年間の在任中の思いを語るなどし、盛大な拍手を浴びながら、鳥井教授は教壇を下りた。

鳥井氏は、東京大学修士課程修了後、69年日本経済新聞入社、主に科学技術、産業の分野での報道に長く携わり、同論説委員の傍ら、原子力委員会長期計画会議など、政府審議会の委員も多く務めた。02年からは活躍の場を東工大に移し、マスコミでの経験を活かして、科学技術と国民・社会との共生に関する研究・教育に従事するほか、シンポジウム・講演会にも数多く登壇、「科学技術コミュニケーター」創設を提唱してきた。原産協会理事でもある。


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