[原子力産業新聞] 2008年5月1日 第2427号 <2面>

保安院が安全上問題ないと判断 配管応力解析不備

原子力安全・保安院は30日、計算プログラム誤りによる配管設計の応力解析不備に関し、各電気事業者から修正プログラムによる再評価の報告を受けた。安全上問題はないと判断したが、評価結果が変更となるものは、今後の工事計画などで再確認する。

この誤りは、原子力安全基盤機構が柏崎刈羽7号機の健全性評価の中で発見した。プログラムに一部誤りがあり、本来とは異なる応力値を算出する。保安院は4月10日、同プログラムを使用している16のBWRプラントと「もんじゅ」に報告を指示していた。

なお、今回の報告は工事計画認可申請書などにおける評価で、高経年化技術評価報告書での評価は別途、5月30日に報告される。


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