[原子力産業新聞] 2008年6月5日 第2431号 <2面>

JMTR改修工事を申請 原子力機構 アジアの照射炉めざす

日本原子力研究開発機構はこのほど材料試験炉(JMTR)の本格改修に向け、文部科学省に原子炉等規制法に基づく設計および工事方法の認可(設工認)を申請した。

改修工事は、原子炉機器の一部更新および照射設備の整備を計画。今年度から着手し2010年度までに完了、11年度に再稼動、その後約20年間の利用を予定する。

照射設備は、軽水炉の材料および燃料への対応を計画する。

原子力機構では、改修により世界水準の照射試験炉の稼働率(50〜70%)を常に達成するとともに、世界各国の照射試験炉とのネットワーク構築によりアジアの中核的照射試験炉としての貢献も目指す。


Copyright (C) 2008 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.