[原子力産業新聞] 2008年6月19日 第2433号 <1面>

政府、実行計画策定へ 局長級連絡会を設置

政府は17日、地球温暖化対策推進本部(本部長=福田康夫首相)を開き、「福田ビジョン」や地球温暖化問題に関する懇談会の提言を具体化した実行計画を策定するため、同本部に各省庁の局長級による「低炭素社会づくり推進連絡会議」の設置などを決定した。会合で福田首相は、革新的技術開発の推進や排出量取引の試行などに取り組む方針を示し、これらを具体化する実行計画を早期に作成するよう関係閣僚に指示した。

関係省庁の実行計画は、同連絡会で調整、来月中にも実行計画を閣議決定する方針で、これを基に必要な施策は、来年度の概算要求にも盛り込む見通し。

また、首相は低炭素社会づくりは国民全員の参加が重要と強調、本会合で洞爺湖サミット開幕日の7月7日を毎年「クールアース・デー」とすることも確認した。


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