[原子力産業新聞] 2008年6月26日 第2434号 <2面>

原子力協力を一段と推進東芝とカザトム社が覚書

東芝は20日、カザフスタン国営企業のカザトムプロム社と原子力産業での協力推進に関する覚書を締結した。

両社は昨年4月に両国間で締結した原子力エネルギー分野における戦略パートナーシップ協定の下で、互恵的協力関係の構築を検討。すでに東芝がカザトム社の推進するウラン鉱山開発プロジェクトに参画、カザトム社は東芝傘下のウェスチングハウス社に資本参加している。

今回の覚書は今後の一層の連携強化を確認した上で、基本的な枠組みを基に、原子力に関連したベリリウム、タンタルなど素材の面での協力の可能性、原子力発電所用の各種部品製造やサプライチェーンの協力拡大などの検討を目指している。

なおナザルバエフ大統領やカザトム社のジャキシェフ社長らは20日、東京・府中市の東芝府中事業所を訪問、同事業所の製造現場を視察した。


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