[原子力産業新聞] 2008年7月3日 第2435号 <2面>

売上高2,900億円 日本原燃 濃縮U製造減などで

兒島伊佐美・日本原燃社長は6月27日の定例記者会見で、07年度の決算などについて説明した。

売上高は2,903億円で前期に比べて277億円の減収となった。減収の主な要因としては、ウラン濃縮事業で遠心分離機の計画停止に伴い、当期の製品ウランの引渡量が減少したことなどによる。ウラン濃縮設備は7ユニットで最大1,050トンSWU/年あった濃縮能力がカスケードの段階的運転停止により、今年2月からは、「150トンSWU/年以下」となっている。

売上総利益は490億円となり、「販売費および一般管理費」を差し引いた営業利益は301億円となった。経常利益は83億円となり、前期比では196億円の減益。「当期純利益」は、濃縮バックエンド費用の引当や、遠心分離機停止に伴う損失などについて特別損失を計上したことなどから、23億円の損失となった。


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