[原子力産業新聞] 2008年8月21日 第2441号 <4面>

重粒子線治療登録が4,000名突破 放医研HIMAC

放射線医学総合研究所の重粒子線がん治療装置(HIMAC)の登録患者数がこのほど4,000名を突破した。放医研では固形がん治療の第一に希望する患者が増え、一般治療としての認知が進んでいるとしている。

HIMACの治療開始は94年で、その後順調に登録患者数が拡大。特に03年10月の厚労省による高度先進医療の承認以降は増加ペースが上がり、07年は03年の約2倍の年間641名までに増えている。部位別には前立腺が構成比約17%と最も多く、続いて肺13%、頭頸部12%、骨軟部10%など。


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