[原子力産業新聞] 2008年9月4日 第2443号 <3面>

台湾炉の認可更新に支援協力 米エンタジー社

米国のエンタジー・ニュークリア社はこのほど、台湾電力の国聖原子力発電所(BWR2基、各100万kW)の運転認可更新プロジェクトに支援協力することになったと発表した。

国聖発電所の2基は1980年代前半に相次いで運転を開始。設備が古くなってきていることから、台湾で原子力の発電技術や安全確保関連の研究を担当する核能研究所(INER)が台湾電力からの契約を受け、「期限付き統合プラント評価(TLIPA)」と呼称される運転認可更新プロジェクトを国聖発電所で進めることになった。エンタジー社は過去数年間にわたり、米国内で同様のサービスを提供した経験があるほか、台湾でも2005年〜2007年まで金山発電所のTLIPAに支援協力をした実績があることから、国聖発電所のTLIPAについても台湾電力に協力することになったもの。

具体的な協力内容としては、運転認可更新に関する専門家を同発電所サイトに派遣し、台湾電力の職員を指導するとしている。同社はまた、TLIPAの期間中に必要となる、国聖発電所のエンジニアリング関係文書について相互評価を行う予定だとしている。


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