[原子力産業新聞] 2008年9月11日 第2444号 <1面>

日印協定のあり方にも言及 望月経産省次官

望月晴文・経済産業事務次官は8日の記者会見で、原子力供給国グループ(NSG)が6日の総会でインドに対して原子力資機材の供給を認めたことに対して、「賛成をした方が世界の核不拡散のためにもいいという判断をした」と説明した。

また、日本の対印原子力協力について聞かれた同次官は、「インド側から原子力協力について、日本に求められてくるという可能性はあると思うが、そういう場合には当然きちっとした協定を結んでやっていかないとできない話だ。具体的な要請があれば、日本側としては日印原子力協定について検討していかなければいけない」と述べながらも、「インド側の協力関係の前提になるものをどう考えていくか、よく話を聞いた上で、日本側としては個別に判断していくことになる」と付け加えた。


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