[原子力産業新聞] 2008年9月18日 第2445号 <3面>

ブルース計画で審査パネル 加・環境評価庁

カナダ環境評価庁(CEAA)は5日、オンタリオ州にあるブルース原子力発電所への新規原子炉建設計画について環境評価等を担当する協同審査パネル(JRP)を設置した。

同パネルの委員は合計3名。J.ベイルド環境大臣とカナダ原子力安全委員会(CNSC)のM.バインダー委員長が、モンクトン大学のL.ラピエール生物学名誉教授を同パネルの委員長として選んだほか、CNSCのA.ハーベイ、M.マクディルの両委員を残りの2委員として任命している。

ブルース発電所を操業するブルース・パワー社では、同発電所の既存サイトに原子炉4基(合計出力約400万kW)の用地準備、建設、操業、廃炉する計画を提案しており、JRPは同計画が環境に及ぼす影響について評価するとともに認可申請についても審議することになる。

これに先立ち、CEAAとCNSCはすでに8月22日、同計画に関する環境影響声明書のガイドラインを公表。JRPの果たす具体的な役割や、環境評価の実施および認可申請の審議に必要な情報決定に関する参照項目についても合意文書を公表している。


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