[原子力産業新聞] 2008年10月2日 第2447号 <3面>

イグナリナ3跡地が再利用可に リトアニア

リトアニアのイグナリナ原子力発電所は9月15日、未完成のまま建設工事が取り止めとなった同発電所3号機で、機器の解体作業が完了し、サイトの再利用が可能な状態になったと発表した。

同機は1、2号機(各150万kW、RBMK2基)の建設工事開始に続いて1985年に着工していたが、88年に当時のソビエト連邦閣僚会議が作業の中断を指示。1993年にリトアニア政府は正式に建設工事の中止を決定した。進捗率は50%に達しており、一部の機器も搬入されていたが、過去4年間の廃止措置作業によりこれらはすべて撤去され、サイトの整地が完了したもの。


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