[原子力産業新聞] 2008年10月9日 第2448号 <2面>

IAEA総会会場で原産協会もブース展示

10月4日までオーストリアのウィーンで開かれた国際原子力機関(IAEA)の総会。総会会場となったオーストリア・センターのロビーでは、IAEAの活動を紹介する展示に加えて、加盟各国がブースを出展。日本からは原子力研究開発機構と原産協会が出展した。

原子力機構は核不拡散、「もんじゅ」、J─PARCなどについて、ポスターや映像素材を使って紹介していた。

原産協会は、柏崎刈羽原子力発電所の耐震策や健全性評価に関するパネルを展示。また世界中の原子力発電所で活躍する日本製鋼所の部材や、伝統的な日本刀の製造工程など、「日本のものづくり」をパネルや映像でアピールした(=写真は同ブースを訪れた天野之弥大使)。初日だけで来場者は300名を超えた。アラブ首長国連邦の代表団は、日本製鋼所の部材が世界中の原子力発電所を支えているとの事実を知り感銘を受けた様子で、「納期はどれくらいか」などと矢継ぎ早に質問。また途上国向けの小型炉などに関する詳細な情報を求める来場者もいた。


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