[原子力産業新聞] 2008年10月9日 第2448号 <4面>

「環境とエネ」の展示開始 日本科学未来館 15日リニューアル

東京・お台場の日本科学未来館(館長・毛利衛)は15日より、新たな常設展示「地球環境とわたし」をオープンする。一人一人が環境問題を能動的にとらえ、未来の社会のあり方を考えていくことを目指すもの。

展示は、4つのゾーンから構成されており、まず、ゾーン1「地球の今をみる」とゾーン2「本質をとらえる」では、人類の爆発的な繁栄と活動が地球の物質循環を狂わせ、現在、直面するさまざまな環境問題を引き起こしていることを説明する。続く、ゾーン3「未来を描く」では、COを排出しないエネルギー生産方法など、問題解決のための科学技術を紹介する。ゾーン4「社会の中で語り合う」では、環境問題に対する多様な意見を示し、経済、政策、生活など、多角的視点から考えさせ、一人一人が自分の意見を持ち行動するよう結び付けていく。

日本科学未来館は、開館時間午前10〜午後5時(入館は閉館30分前まで)、原則火曜休館。問い合わせは、電話03―3570―9151まで。


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