[原子力産業新聞] 2008年10月16日 第2449号 <1面> |
ガラス固化試験を再開 日本原燃日本原燃は10日、約3か月ぶりに六ヶ所再処理施設の高レベル廃液ガラス固化設備の試験運転を再開した。14日午前までに9本のガラス固化体を製造、概ね順調に運転したとしている。運転の安定性を分析し、国に報告する予定。 今回の連続運転では溶融炉からの流下停止対策として、流下ノズルへの入熱の確保、流下ノズル温度計温度の管理、高周波加熱コイル下端への付着物の抑制などを実施するとともに、ガラス流下状況もカメラで直接監視している。こうした対策は、今後試験運転を行う予定のB系統にも適用していく。 同社は今月8日に、ガラス流下停止に関する原因分析と対策などの最終報告書を保安院に提出した。保安院は同日、報告内容を妥当とする判断を示した。 |