[原子力産業新聞] 2008年10月16日 第2449号 <2面>

国際保障研究会が発足 主査に田中知東大教授

東京大学大学院・原子力国際専攻にグローバルCOEの一環として、「国際保障学研究会」が設置され、3日に第1回会合が同大学で開かれた。

研究会は東大、原子力機構のほか、電力、原子炉メーカー、燃料加工メーカー、研究機関などで構成、文部科学省、経済産業省、外務省もオブザーバー参加している。事務局は東大と原子力機構が務め、主査に田中知・同大院工学研究科教授、副主査には久野祐輔・同客員教授(原子力機構)が就任した。

研究会の下にワーキンググループが作られ、最初の課題として「核不拡散から考える『アジア地域核燃料サイクル』構想――カザフスタン等への日本産業界連携による他国籍燃料サイクル」などについて議論することとなった。

研究会は今後1か月おきに、WGも1か月おきに開かれる予定。


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