[原子力産業新聞] 2008年10月16日 第2449号 <4面>

「東京都市大学」誕生 武蔵工大 5学部2研究科に改組

武蔵工業大学は来年度、系列の短期大学を改組・編入し、新たに5学部16学科、2研究科10専攻の大学院を有する「東京都市大学」として生まれ変わる。同学運営主体の「五島育英会」が行う教育事業を、大学を中核とする「都市大グループ」として結集し、各学齢期ごとの「最適にして高品位な教育」の実践を目指すもの。現在、新学部学科の設置認可手続きが進められている。

武蔵工大は1929年の創立以来、専ら工学教育を幅広く網羅し、技術系企業へのエンジニア供給を担ってきた。現在、工学部、知識工学部、環境情報学部の3学部からなり、今年度は、工学部に原子力安全工学科が創設された。近年、地球環境、情報化社会での課題が顕在化する中、科学技術から生活福祉まで広い分野を網羅する「時代と社会の要請に応える大学創り」を進める考えから、系列の東横学園女子短大を都市生活学部と人間科学部の共学・文系4年生学部に発展・改組し、来年度より、武蔵工大とともに、「東京都市大学」として衣替えし、教育研究体制の連携・強化を図るもの。

同学では、今夏から「オープンキャンパス」を随時、開催し、イベントプロデューサーの山本寛斎氏ら、著名人を招くなど、受験生への新生「都市大」のPR活動を行っている。


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