[原子力産業新聞] 2008年10月30日 第2451号 <14面> |
中国電力・島根他 再利用コンクリで国交大臣賞 産廃で消波ブロック中国電力の島根原子力建設所は17日、「リサイクルコンクリートによる大型消波ブロックの製作」で、08年度「リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進功労者等表彰」の国土交通大臣賞を受賞した。「島根原子力発電所大型ブロック製作工事 大成・間・中国高圧・鴻池・竹中・不動テトラ共同企業体」、エネルギア・エコ・マテリアとの共同での受賞。 この表彰は、「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会」(会長=細田衛士・慶應義塾大学経済学部教授)が、3Rに率先して取り組み顕著な実績を上げている企業等を選定し、啓発するもの。 今回の中国電力他の受賞は、原子力発電所護岸工事に使うテトラポッド等の大型消波ブロックを、石炭灰やスラグなど、産業廃棄物の再利用による「NAクリート」約90%配合で製作し、セメント・砂・砂利等の天然資源使用量の削減効果が得られたという点が評価された。また、海水を使用することで水道水の使用量削減効果もある。 同表彰制度で最高位の内閣総理大臣賞は今回、サントリー京都ビール工場が受賞した。 |