[原子力産業新聞] 2008年10月30日 第2451号 <2面>

原子力グローバル展開の課題と展望(下) 「原子力の日」特集座談会】 「原子力の今」を考える 低炭素革命と日本の役割 「日本の貢献」世界への出発点 国際政治は移ろいやすい!?

(出席者)石田徹氏・経済産業省資源エネルギー庁長官、田中知氏・東京大学院工学系研究科教授/国際戦略検討小委員長、和気洋子氏・慶應義塾大学商学部教授、佃和夫氏・日本原子力産業協会副会長/三菱重工業会長、(司会)原子力ジャーナリスト 中英昌

日本が議長国となり7月に開催された洞爺湖G8サミットでは初めて、原子力発電を積極的に評価、また日本の提案で3S(核不拡散、原子力安全、核セキュリティー)確保を前提に「国際イニシアチブ」推進を首脳宣言に明記した。国内の政局混迷や米国のサブプライム問題に端を発した世界金融不安の連鎖等で政治、経済が大揺れだが、温暖化対策・CO排出削減については09年末の「ポスト京都」対策最終決定へ向けて粛々と進められなければならず、また現実に世界の「原子力ルネサンス」は一段と加速、具体化していこう。そこで、10月30日にエネ調・国際戦略検討小委員会(小委員長・田中知氏)が初会合を開くタイミングとも合わせ、原子力を巡る流れの本質を捉え、今何が大事なのか、産官学を代表する4人の方に議論いただいた。 (4 〜 7面、文中敬称略)


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