[原子力産業新聞] 2008年11月6日 第2452号 <1面>

燃料装荷の系統試験へ 柏崎刈羽7

東京電力は、4日の総合資源エネルギー調査会の中越沖地震における原子力施設の設備健全性評価サブWGに、柏崎刈羽原子力発電所7号機の系統試験の進捗状況を報告した。また保安院は燃料装荷前の同試験の評価案を示し、燃料装荷の試験に進むことを了承した。

系統試験は9月初旬から開始、合計8系統・23試験を実施の予定。同日現在、原子炉保護系インターロック機能など14試験を終え、各系統とも地震前と同等の機能を確認。今後、燃料装荷状態で行う制御棒駆動系機能など5試験、蒸気タービン復旧後に行う3試験などを予定する。

一方、保安院の評価は同14試験の実施状況や試験結果を確認するもので、「燃料装荷に当たって必要となる安全性が確保されていることを確認した」とした。


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