[原子力産業新聞] 2008年11月13日 第2453号 <2面>

SF貯蔵検討会 技術基準の作成開始 金属キャスク溶接など審議

総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会の中間貯蔵WGの使用済燃料貯蔵施設の溶接に関する検討会(主査=野本敏治・東大名誉教授)は10日、初会合を開催し、原子炉等規制法を適用する中間貯蔵施設の金属キャスクの溶接技術基準や溶接認可指針について、審議を開始した。今年度末には制定する予定。

これら基準は、日本機械学会の「発電用原子力設備規格の溶接規格」、「使用済燃料貯蔵施設規格の金属キャスク構造規格」を活用し、性能規定化する。

溶接技術基準は「使用済燃料貯蔵施設の溶接に関する技術基準を定める省令の解釈について(仮称)」、溶接認可指針は「使用済燃料貯蔵施設の溶接の方法の認可について(仮称)」をそれぞれ保安院内規として策定することになる。

すでに一部原子力発電所では、金属キャスクで使用済燃料を貯蔵しているが、これらは電気事業法に基づいており、炉規法の対象となる中間貯蔵施設への対応として改めて整理する。


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