[原子力産業新聞] 2008年11月20日 第2454号 <4面>

先端的治療紹介、医療制度も 医用財団講演会

医用原子力技術研究振興財団は12月11日、国立がんセンターなどとの共催により、日本消防会館「ニッショーホール」(東京・港区)で、講演会「原子力(放射線)利用技術の医療への貢献―人にやさしいがんの放射線治療」を開催する。

今回は、高度X線治療、粒子線治療、中性子捕捉療法といった放射線技術の医学利用の他、がん治療に係わる高額医療費還付、医療費控除などの制度・仕組みについてわかりやすく紹介し、参加者と講演者との質疑応答を通じて、国民の医療福祉の向上に資するのがねらい。

講演者は、山下孝・癌研究会有明病院放射線治療科部長、土屋了介・国立がんセンター中央病院長、荻野尚・同東病院粒子線医学開発部長、鎌田正・放射線医学総合研究所重粒子医科学センター長、松村明・筑波大学人間総合科学研究科教授を予定している。

入場無料。定員740人。参加申込・問い合わせは、同財団(電話03―3504―3961)まで。


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