[原子力産業新聞] 2008年12月4日 第2456号 <3面>

バンドリエス氏に優秀科学者賞 印原子力学会

フランスの原子力研究開発の重鎮であるジョルジュ・バンドリエス博士(元フランス原子力庁長官付き科学顧問、88歳)は、11月24日、インドのムンバイで開かれた第19回インド原子力学会の年会で、第1回優秀科学者賞を受賞した。

同氏は訪印し、26日夜に発生した多発テロによって、最後まで開放が遅れていたタージマハル・ホテルに宿泊していて混乱に巻き込まれたが、途中で無事救出されたという。

同氏は88年に、第4回日本国際賞を「エネルギー技術分野」で受賞、フランスの高速増殖炉の研究開発から実証炉スーパーフェニックスの完成までに導いた功績を称えられている。


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