[原子力産業新聞] 2008年12月11日 第2457号 <4面>

柏崎刈羽発電所を視察調査 技術士会有志

日本技術士会(会長=高橋修・日本工営会長)の原子力・放射線、機械、電気電子、建設の各専門分野の技術士有志19名は11月26日、新潟県中越沖地震により被害を受けた東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の復旧状況について、4月の第1次現地調査に引き続き、第2次現地調査を行った。

第2次調査では、地盤沈下などで被害を受けた箇所の復旧状況や、主変圧器漏油箇所の土壌置換用掘削箇所、原子炉格納容器内やタービン建屋内等の機器・設備の調査を行い、今後、調査結果を取りまとめ、自治体等への説明のために情報公開していく方針だ。

耐震解析や建物・機器の耐震強化工事が最も先行している7号機では、3台ある低圧タービンの動翼のうち、14段計912枚のうち2枚に一部折損が見つかって、全枚数を新翼に交換する方針が決まり、復旧作業の1つの焦点になっていたが、今回の調査時点ですでに交換が終了し、回転のバランス調整を行っていることが確認された、としている。


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