[原子力産業新聞] 2008年12月11日 第2457号 <4面> |
福井県・技量認定制度創設 エネ拠点化計画 技能向上・人材育成を福井県内の原子力保修業務従事者を対象とする技量認定制度が11月26日、創設された。県の「エネルギー研究開発拠点化計画」の人材育成・交流の取組の一環。 本認定制度は、原子力発電所定期検査時における昨今のトラブル発生状況等を踏まえ、保全業務の安全性・信頼性確保、原子力保修に係わる技能の維持・継承が求められている現状から、作業従事者技量の客観的評価を通じ、保修業務従事者の技能レベルの向上、将来の人材確保を図るのがねらいだ。認定の対象となる技能は、原子力発電所の保修工事に関する一般的技能のうち、あと施工アンカー作業、配管締付継手作業、電線結線・端末処理で、講習と筆記・実技試験により認定する。 同日、本制度を運営・管理する「福井県原子力保修技術技量認定協議会」が、関西電力、日本原子力研究開発機構他、メーカーなど計15社の参画により設立された。 |