[原子力産業新聞] 2008年12月18日 第2458号 <1面> |
浜岡1、2号廃止、6号新設か 中部電力が検討を表明中部電力は15日、浜岡原子力発電所1.2号機を廃炉とし、6号機を新設する計画を検討していることを明らかにした。最終判断していないが、経済性など総合的に検討中としている。
これは1、2号機で耐震裕度向上工事を実施すると多額の費用が必要で、運転開始から30年を経過したことを考慮すれば、様々な観点から検討の必要があるとの判断による。すでに3〜5号機では開放基盤表面で約1000ガルの耐震裕度向上工事を実施し運転中だが、1基当たり数十億から100億円程度かかった。
同社はこの件が13日に報道されたことから15日に静岡県、御前崎市に対し、「検討しているが、具体的内容は答えられる段階になく、決定したら速やかにお伝えしたい」と説明した。静岡県の石川嘉延知事は16日の定例会見で同計画について、「検討に値するのではないか」と述べた。
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