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[原子力産業新聞] 2009年1月6日 第2459号 <2面>

東京電力 今冬、予備率7%を確保 節電協力も呼びかけ

震災による柏崎刈羽原子力発電所全基停止から2度目の冬、いよいよ寒さ本番というところだが、東京電力の電力需給見通しでは今冬、5900万kW程度の供給力確保を見込んでおり、昨年、記録した冬季最大電力5502万kWに対し、予備率約7%の裕度をみている。

同社見通しによると今冬、通常の寒さの場合、5400万kW程度の電力需要を見込んでいるが、試運転電力の活用などにより、200万kW程度の供給力を追加し、最も寒さが厳しいとみられる1月で5980万kWの供給力を確保できるとしている。

気象庁の3か月予報によると、この冬の気温は、全国的に平年よりやや高めとみられるが、同電力では寒さが厳しい場合、需要が高まる可能性もあることから、昨夏と同様に、節電への理解・協力を求めている。


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