文字サイズ
[原子力産業新聞] 2009年1月8日 第2460号 <1面>

保安院、島根1・2に初の通知 新耐震評価は妥当

原子力安全・保安院は12月26日、中国電力が昨年3月末に提出していた島根原子力発電所1・2号機の新耐震設計審査指針に対応した耐震安全性評価の中間報告について、その内容を妥当と評価し、同社に正式に通知した。

同社の中間報告は、新基準地震動の最大加速度を従来の約1.3倍に設定、この地震動や追加した地震動を基に建物や設備を評価し、耐震安全性の確保を示した。

保安院はこれまで総合資源エネルギー調査会耐震・構造設計小委員会のサブグループで、耐震設計上最も大きな影響を与える宍道断層の長さ、基準地震動の策定方法、耐震性の評価方法などについて詳細な審議を重ね、昨年12月2日の同グループの会合に評価の素案を示していた。

昨年末に各電気事業者が提出した同様の中間報告について、保安院が正式な評価結果を通知したのは島根1・2号機が最初となった。


Copyright (C) 2009 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.