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[原子力産業新聞] 2009年1月15日 第2461号 <1面>

「もんじゅ」試験計画を再変更 再臨界は今年後半へ

日本原子力研究開発機構は9日、「もんじゅ」の再臨界を伴う性能試験開始について、従来の今年2月の予定を見直すと発表した。屋外排気ダクトの腐食孔の補修工事を今年5月まで実施、同8月には同試験開始が可能になるものの、新耐震安全性評価(バックチェック)もあり、同試験の開始は、関係省庁等と協議した上で策定するとしている。

屋外排気ダクトの腐食孔が確認されたのは昨年9月。機構では原因として塩害腐食が発生しやすい環境に加え、点検体制の不備を挙げており、腐食部の裏側から当て板を取り付ける短期的対策や全面的な取替え、保守体制の充実などの対策を実施する計画。9日、原子力安全・保安院にこうした原因と対策の報告書を提出した。

機構によると短期的対策の補修工事を終えるのは今年5月になる予定で、その後、燃料交換や141項目の中の8項目を残しているプラント確認試験を実施、8月までには性能試験を行うための作業を終了できるとしている。

一方、機構は昨年3月にバックチェックの最終報告書を提出、中越沖地震も反映した保安院の評価が続いている。性能試験の日程は、この評価状況を見ながら判断することになる。


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