[原子力産業新聞] 2009年1月15日 第2461号 <3面> |
ニジェールで新ウラン鉱採掘へ 仏アレバ社仏アレバ社は5日、アフリカのニジェール政府との協定に調印し、同国のイモーラレン鉱山からウラン鉱を採掘する許可を得たと発表した。 アレバ社とニジェール政府がそれぞれ、66.65%および33.35%の出資比率で新会社を設立し、2012年から年間5000メトリックトンの生産量で35年以上にわたって採掘を行う計画。これまでニジェールで実施されてきた産業プロジェクトの中では最大規模のもので、初期投資額は約12億ユーロ。直接雇用だけで1400名分が創出されると見込んでいる。 サハラ砂漠南縁に位置するニジェールは1960年にフランスから独立。現在、アレバ社が所有するアクータ、アーリットの両ウラン鉱山から年間約3000トンUのウランが生産されており、世界全体の生産量のうち約8%を占めている。 |