[原子力産業新聞] 2009年1月22日 第2462号 <4面> |
日本国際賞 米・クール博士ら受賞 核医学断層画像開発に貢献国際科学技術財団は15日、日本のノーベル賞をめざす第25回日本国際賞の受賞者2名を発表した。 ローマクラブの「人類の危機に関するプロジェクト」の一環として「成長の限界」報告をまとめたD.メドウズ博士と、「核医学断層画像の父」と言われるD.クール博士の米国人科学者2名。 4月23日に天皇、皇后ご臨席のもと、東京の国立劇場で授賞式が行なわれる予定。受賞者には賞状、賞牌、賞金5,000万円が贈られる。 日本国際賞は、人類の平和と繁栄のため、科学技術の発展を通じ貢献した人に贈る国際的に権威ある賞として1983年に創設され、85年に第1回受賞者が誕生した。 同賞は毎年、異なる分野から選考されるが、これまで原子力関係では、88年に「高速増殖炉の実用技術としての確立」でJ.バンドリエス博士(フランス)が、95年に「不妊虫放飼等による害虫総合防除技術の開発に関する先駆的業績」でE.ニプリング博士(米国)が受賞している。 |